【私的福岡県高校野球史】2013年ミラクル門司学園を振り返る。主砲片山の一発で奇跡的な大逆転劇!!

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雑記

【門司学園編】2012秋~2013夏 戦いぶりを振り返る。

私的福岡県高校野球史、第一回目は門司学園編。一年生の頃から主力として活躍した右腕エース土井、頼れる主砲片山を擁し、2012年秋季福岡大会で強豪を撃破し決勝戦では久留米商に完封負けを喫したが見事準優勝に輝き、再編統合前の門司高校以来55季ぶり門司学園として初の九州大会進出を決めた。九州大会では初戦で長崎日大(長崎1位)と対戦し、延長13回に及ぶ激闘の末、惜しくもサヨナラ負けしたが強豪ひしめく福岡県の代表として無名の公立校が起こした旋風は見事であった。11月福岡県高野連から第85回記念選抜高校野球大会の「21世紀枠」県推薦校に選出され、翌12月には九州地区推薦校に選出。いよいよ「甲子園」が現実味を帯びてきたのである。翌年1月センバツ出場校が発表され門司学園は残念ながら21世紀枠補欠1位となり、初の甲子園出場とはならなかった。その後、春季大会、北九州市長杯と公式戦で結果が出ず、最後の夏を迎えるのである。福岡北部大会では苦しい戦いが続いたが勝ち抜き県大会出場を決め、5回戦福翔戦では逆転サヨナラ勝ち。そして伝説の試合となった準々決勝の福岡工大城東戦での奇跡的な大逆転勝利。準決勝の南筑戦で残念ながら延長戦の末、惜敗したが門司学園の秋からの戦いぶりは私的には決して忘れることが出来ない思い出である。

【福岡県立門司学園高等学校】福岡県北九州市門司区猿喰1462-2。福岡県立門司高等学校と福岡県立門司北高等学校が再編統合し、2007年に開校した中高一貫教育校。「学園」と聞いて私立と勘違いされそうだが、県立高校である。甲子園出場は無いが、1952年(昭和27年)門司東時代にセンバツ出場予定だったが、野球部員が期末試験を免除されたという理由で出場辞退した過去がある。
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秋季福岡大会、快進撃で準優勝!!門司高校以来55季ぶり九州大会出場決定!!

・秋季大会での戦績(第131回九州地区高校野球福岡大会)

【二回戦】2012年9月15日(大谷球場)

門司学園9-2戸畑工(8回コールド)

12345678R
戸畑工
0
1
0
0
0
1
0
0
2
門司学園
1
0
2
1
0
0
3
9
エース土井完投!!コールドで幸先の良いスタート!!

【三回戦】2012年9月22日(北九州市民球場)

門司学園7-5八幡南(延長11回)

1234567891011R
八幡南
0
1
0
0
0
1
0
3
0
0
0
5
門司学園
0
0
0
5
0
0
0
0
0
0
7
主砲片山のサヨナラホームランで熱戦に終止符!!

【四回戦】2012年9月29日(光陵グリーンスタジアム)

門司学園6-5育徳館

123456789R
育徳館
0
0
0
0
0
0
0
1
4
5
門司学園
0
0
0
1
1
3
1
0
×
6
着実に点を重ね育徳館の猛追をかわす。県大会へ駒を進める。

【準々決勝】2012年10月7日(久留米市野球場)

門司学園3-2福岡大大濠(延長10回)

12345678910R
門司学園
0
0
0
0
2
0
0
0
0
1
3
福岡大大濠
0
0
0
0
0
1
0
0
1
0
2
土壇場で追いつかれたが、10回に勝ち越し成功。ベスト4進出を決める!!

【準決勝】2012年10月8日(小郡市野球場)

門司学園8-5筑陽学園

123456789R
門司学園
0
0
1
1
3
0
0
3
0
8
筑陽学園
0
0
0
1
1
0
3
0
0
5
8回に貴重な勝ち越し点。九州大会進出を決める。

【決勝】2012年10月13日(大牟田延命球場)

門司学園0-4久留米商

123456789R
門司学園
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
久留米商
0
0
0
0
0
0
4
0
×
4
息詰まる投手戦。エース土井6回まで1安打ピッチングだが7回に捕まる。

・九州大会での戦績(第131回九州地区高校野球大会)

【二回戦】2012年10月28日(長崎県営野球場)

門司学園5-6長崎日大(延長13回)

12345678910111213R
門司学園
0
0
0
0
0
0
1
0
0
4
0
0
0
5
長崎日大
1
0
0
0
0
0
0
0
0
4
0
0
6

初戦の相手は九州大会開催地の長崎大会を制し優勝候補の一角、長崎日大戦。初回に1点を先制された門司学園は7回に同点に追いつき試合はそのまま延長戦へ。10回表、4点を勝ち越した門司学園だったが10回裏、2点を返され勝利まであと一人の2死2塁から長崎日大の1番鹿田がセンター左へ強烈な打球。センター関山の懸命なダイビングも届かず打球は転々と転がる間に打者鹿田まで生還。起死回生の同点ランニングホームラン!!試合を振り出しに戻されたのである。そして13回裏、ミスがミスを呼び重なり惜しくもサヨナラ負け。こうして門司学園の初めての九州大会は終わりを告げたのである。

10回表門司学園】9番濵本 左安(無死1塁)→1番岩本 死球(無死1塁2塁)→2番竹川 三犠打、1塁悪送球(無死満塁)→3番瀧川 中飛(1死満塁)→4番片山 中犠飛①(2死2塁3塁)→5番今瀬に代打 上野 中2②(2死2塁)→6番河野 中安①(2死1塁)→7番関山 空三振 【門司学園5-1長崎日大
10回裏長崎日大】5番山本に代打緒川 左安(無死1塁)→6番宮本(実) 四球(無死1塁2塁)→7番谷川(貴) 三犠打(1死2塁3塁)→8番福田に代打三浦 左安①(1死1塁3塁)→9番天本 右2①1塁ランナーは本塁タッチアウト(2死2塁)→1番鹿田 中ランニングHR②→2番新宮 遊ゴロ 【門司学園5-5長崎日大
13回裏長崎日大】9番天本 遊ゴロ→1番鹿田 中安(1死1塁)→2番新宮の打席、3球目に捕逸で2塁へ→4球目に暴投で3塁へ→捕手からの送球を三塁手が後ろへそらしたのを見て鹿田が一気に本塁へ。長崎日大のサヨナラ勝ち。【門司学園5-6長崎日大

 

センバツ落選!!21世紀枠での甲子園出場はならず。

2012年11月13日福岡県高校野球連盟より第85回記念選抜高校野球大会「21世紀枠」県推薦校に県立門司学園高校を選出。推薦理由は、秋季福岡大会で準優勝し、再編統合前の門司高校以来55季ぶりの九州大会へ出場。延長13回の末長崎日大に惜敗した戦績と、少ない部員で学業と両立しながら短い練習時間を工夫している点が評価された。

2012年12月14日第85回記念選抜高校野球大会「21世紀枠」九州地区推薦校に県立門司学園高校を選出。その他地区推薦校は北海道・道立遠軽高校、東北・県立いわき海星高校(福島)、関東東京・県立日立第一高校(茨城)、東海・私立豊川高校(愛知)、北信越・県立五泉高校(新潟)、近畿・府立堀川高校(京都)、中国・県立益田翔陽高校(島根)、四国・私立土佐高校(高知)。この9校の中から記念大会の為、例年より1校多い4校が選出される。

2013年1月25日第85回記念選抜高校野球大会出場校の選考が行われ、「21世紀枠」での出場校はまず東日本からいわき海星高校を選出。続いて西日本から土佐高校を選出。この時点で残った7校の中から残る枠は2つ。選考の結果選出されたのは、益田翔陽高校遠軽高校に決定した。残念ながら門司学園高校は補欠1位となり、夢の甲子園出場はならなかった。

春季大会・北九州市長杯、ともに初戦敗退。

・春季大会での戦績(第132回九州地区高校野球福岡大会)

【一回戦】2013年3月21日(北九州市民球場)

門司学園0-1星琳

123456789R
門司学園
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
星琳
0
0
0
0
0
0
0
1
×
1
再三のチャンスを生かせず、シード校初戦で姿消す。

・北九州市長杯での戦績(第41回北九州市長杯争奪高校野球大会)

【二回戦】2013年4月27日(桃園球場)

門司学園0-2東筑

123456789R
東筑
0
0
0
1
0
1
0
0
0
2
門司学園
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
春季大会に続き、初戦0封負け。最後の夏にすべてを懸ける!!

最後の夏に挑む!!秋の再現なるか!

・選手権福岡大会での戦績(第95回全国高校野球選手権福岡大会)

【二回戦】2013年7月7日(北九州市民球場)

門司学園8-6須恵

123456789R
須恵
0
0
1
0
0
0
4
0
1
6
門司学園
2
2
0
0
1
1
0
2
×
8
迫る須恵を8回主砲片山の一発で突き放す!!

【三回戦】2013年7月10日(中間球場)

門司学園4-1小倉商

123456789R
小倉商
0
0
0
0
0
0
0
1
0
1
門司学園
0
0
3
0
1
0
0
0
×
4
エース土井、4安打完投。主導権渡さず。

【四回戦】2013年7月13日(北九州市民球場)

門司学園6-5宗像

123456789R
宗像
2
0
1
0
1
1
0
0
0
5
門司学園
0
0
4
0
2
0
0
0
×
6
片山、貴重な満塁本塁打。県大会進出決定!!

【五回戦】2013年7月20日(久留米市野球場)

門司学園5-4福翔(延長10回)

12345678910R
福翔
0
0
1
0
0
0
0
1
1
1
4
門司学園
2
0
0
0
1
0
0
0
0
5
延長10回勝ち越し許すが、鮮やか逆転サヨナラ勝ち!!

[準々決勝]9回裏、5点差…追い詰められた門司学園が起こした奇跡。

2013年7月23日、久留米市野球場で行われた第95回全国高校野球選手権福岡大会、準々決勝。門司学園VS福岡工大城東の試合で球史に残る信じられないようなミラクルが起きた。試合は序盤から城東ペースで進んでいく。着実に点を重ねて9回表を終わって5-0で福岡工大城東のリードで9回裏を迎える。ここまで城東の片淵に4安打に抑えられていた門司学園は5点差を追って最後の攻撃へ。追い詰められた門司学園ナインが最後の最後で球史に残る大逆転劇を見せたのである。

【準々決勝】2013年7月23日(久留米市野球場)

門司学園6-5福岡工大城東

123456789R
福岡工大城東
0
0
0
1
0
0
3
1
0
5
門司学園
0
0
0
0
0
0
0
0
6

門司学園9回裏の攻撃を振り返る。

9回裏門司学園

6番原野に代打、渡邊が右安(無死1塁)→7番関山 右安(無死1塁2塁)→8番北川 遊ゴロで2塁アウト1塁はセーフ(1死1塁3塁)→9番濵本 中安で1点返す(1死1塁2塁)【城東5-1門学】→1番岩本 投ゴロ、片淵併殺狙い2塁送球が悪送球に(1死満塁)→2番竹川 中安で1点返す。(1死満塁)【城東5-2門学】→3番川原 投ゴロで3塁ランナーホームイン。(2死2塁3塁)【城東5-3門学】

福岡工大城東、勝利まであとアウト1つ。追い詰められた門司学園。だが、なんという巡りあわせなのか。野球の神様はここで最高の舞台を演出するのである。

4番の片山へ打順が回ってきたのだ!!

そして片淵の投じた甘く入った3球目…強打者、片山は迷わずフルスイング!!打った瞬間もうそれは完璧を超えた見事な打球。ぐんぐんレフトへ打球が伸びていく。左翼手は動かず遥か頭上を越えていく打球を見送るだけだった。どこまで飛んで行ったのだろう?呆然と立ちすくむ城東ナインを横目にダイヤモンドを回る片山。喜びか?感動か?泣いているように見える。ここまで繋いで回してくれた仲間の期待に応えた見事な逆転サヨナラ3ランホームラン!!それは最終回に5点差を一気にひっくり返す、最後は主将で頼れる4番打者が特大ホームランで勝負を決めるという漫画のような奇跡が起こった瞬間だった。

 

そのときの動画はこちら
【劇的な幕切れ】20130723 福工大城東–門司学園 高校野球福岡県大会 準々決勝

 

【準決勝】2013年7月26日(久留米市野球場)

門司学園2-3南筑(延長11回)

1234567891011R
南筑
0
0
0
1
0
0
1
0
0
0
1
3
門司学園
1
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
2
ミラクル門司学園、力尽きる。延長戦の末、準決勝で敗退。

最後に・・・

最後まで読んで頂きありがとうございました。この年代の門学野球は個人的に楽しませて頂きました。記事としては素人感満載で大変申し訳なく思っております。これからも「二球さんの福岡県高校野球」をよろしくお願い致します。

参考資料:門司高校野球部OB会 http://mojicom.net/moji-hs-bbc/mojigakuen.html

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